働くママの実情 -職場での責任を全うできるか?

こんにちは。

前回に引き続き、カメラデイ発足に至った経緯を順を追って。

 

長男を出産後、周りのサポートのおかげでなんとか仕事をしてきた私ですが、夫の転勤に伴い千葉に引っ越してきてからは、仕事と育児の両立はまさに綱渡り状態でした。

周囲には身内もいないだけでなく昔からの友人もいない、子供が体調を崩してしまえば、当然のことながら仕事は欠勤。さらに幼稚園の役員にもあたり、生活は多忙を極めました。

世の中のワーママさんは、皆同様ですよね。

家族が順々にインフルに罹った時は、どれだけ仕事をお休みしたか…。

職場にも大きな負担をかけてしまいました。

そんな中、仕事を続けることができなくなってしまいました。

 

当時の自分の心境は…、「女性がいくら頑張っても、育児の傍らでは仕事上の責務を全うできない。」頑張っている自分が評価されない世の中に、不満をもち、悔しい想いでいっぱいでした。

今思い起こせば、当時の仕事に対する取組み方はあまかったと反省しています。どこかで「子供がいるから」という逃げ道を職場にもちこんでいたのかもしれません。

 

ですが、冷静に客観的に世の中や社会システムを見ても、育児をしながらの働く女性の地位は常に不安定な状況です。

社会でにお給料は「責任」の重さに比例することが多いです。いかに本人の能力が高くとも、子供のために急な早退や休みが重なれば、必然的に職場での責任を全うできなくなる。結果的に、女性が仕事をする上での報酬単価は、同スキルの男性のそれと比べても低くなってしまう。最悪の場合、辞めざるを得ない状況に追い込まれる人も。

 

仕方がないことなのですが、やっぱりそういう社会の状況を見ると、悔しく歯がゆい思いでいっぱいになります。

能力を正当に評価されて、男性も女性も働きやすい世の中に、そして子育てしやすい世の中になればいいのに…、そんな想いを抱えていた矢先、思わぬ第二子妊娠という喜ばしい出来事が私の身に起こりました。

 

次男の出産をきっかけに、出張撮影を知ることになります。

 

続きは、次回に。